「厚底」のメリット!

 大迫選手がボストンマラソンで3位に入たのは、昨年の4月のコトだった様です。そこで注目されたのが、「あの厚底シューズ」でした。大迫選手が、その後も12月の福岡国際マラソンで2時間7分を記録すると、ますます「厚底シューズ」はブレイクしましたネ。そしてついに(?)箱根駅伝ではメディアも大きく取り上げる様になったので、ランニングに興味の無い一般の方でさえ「あの厚底シューズ」を知る様になりました。

 革命的なシューズだと思います。

  (・_・)b

 では、「厚底」の何が革命的なのでしょうか?

 ミーハー嫌いなワタクシは、ボストンマラソンから話題になっていた「あの厚底」には、敢えて興味を持たない様にしていたところがありました(ワタクシ、天邪鬼です!)が、さすがにこれだけ騒がれると、それがどんなシューズなのかは耳に入ってきます。

 で、大変反省しているのですが、「あの厚底」についてのあるコメントを聞いた時に、

 「やっぱり、そうか!」

って、思ったんです。

  (・_・)!!

 「もっと早く『それ』を知るべきだった」

って、反省しているのですが、「それ」ってのは、「ドロップ(オフセット)」と呼ばれる「前足部と踵部の高さの差」、コレが大きいと言うコトです。

 それを知って、

 「やっぱり、そうか!」

って、思ったんですヨ!

  (( ̄□ ̄;))!!

 当初、ワタクシは、「あの厚底」は、クッション性に優れ衝撃が少なく、カーボンがナンヤらで反発性にも優れているって程度にしか理解していなかったので、正直、あまり興味を感じなかったのですが、

 「前足部と踵部の高さの差が大きい」

ってコトには、興味津々って言うか、ワタクシがそれまで考えていたコトが正しかったのだと証明してもらった様な気もしてチョッと嬉しくなりました。

 

 さてと、「ワタクシがそれまで考えていたコト」って何かと言いますと、

 

 「『フォアフット走法は、フクラハギのダメージが大きい』って言うデメリットの解消法として、ドロップ(オフセット)の大きいシューズを履けば良い」

 

って考えです。

  (・_・)b"

 

 「フォアフット走法だとフクラハギにダメージが出る」

って悩んでいるランナーは大勢いると思います。ワタクシもその一人なんですが、こればかりは鍛えてフクラハギを強くするしかないって思いながらも‥

 「踵が高いシューズならフクラハギの筋肉が、接地の場面で引き伸ばされる動き(下腿三頭筋の伸張性収縮)を小さく出来る」

って、気づいていました。

 チョッと説明しますネ。

  φ(._.)

 

 踵が高いシューズだと、ハイヒールの様にアキレス腱やフクラハギが伸び難くなります。接地の時に、足関節の角度が深く曲がらないからです。

 イラストでも確認してみてください。スネの部分を同じ角度にして足を地面についても、踵が高ければ足関節を深く曲げていない分アキレス腱やフクラハギ(下腿三頭筋)の伸ばされ方が少なくなります。

 お分かりですネ。

  d(・_・)

 コレが大きなポイントなんです!

 コレが下腿三頭筋の伸張性収縮を小さくしてくれるんです。

 筋肉の働き方で‥

・力を入れながら引き伸ばされる動きを「伸張性(エキセントリック)収縮」

と言うのですが、この筋収縮は

・力を入れながら筋肉が縮む「短縮性(コンセントリック)収縮」

よりも筋肉にダメージを与えやすいんです。

  (・_・)b"

 実は、フォアフット走法は、太モモ前面(大腿四頭筋)の「伸張性(エキセントリック)収縮」(ダメージを受けやすい)を少なくするフォームなんですが、下腿三頭筋からアキレス腱にかけては、逆に、この「伸張性(エキセントリック)収縮」を大きくしてしまうフォームなんです。

  ((・_・)b"))

 フォアフット走法のメリットは沢山あるのですが、たぶん唯一のデメリットが

 「下腿三頭筋にダメージを与えやすい」

ってコトなんですネ。

 

 けれども、そのデメリットも「踵の高いシューズ」を履くコトで解消‥っとまで行かなくても抑えるコトは出来ます。

  <`~´>o"

 そうそう、「厚底」はクッション性を高める目的よりも、こちらの目的の方が重要だと、ワタクシが考えているコトもお分かりですネ。

 

 で、論より証拠!早速、ワタクシが実践して証明してみました!って、ミーハー嫌いなワタクシが、「あの厚底」を買ったりはしませんヨ(今はネ)。で、何をしたかと言いますと、インソールで踵を高くしてみました。以前シューズを購入した時に、店員さんに勧められてインソールを試してみたのですが‥偏平足のワタクシには足底腱膜を圧迫して痛くするモノでしかなかったのでした‥が、それを前後に半分にカットして、インソールの後方の部分をオリジナルのインソールの下に挿入してみたんです。

 実は、このアイディアは随分と前から有ったのですが、半信半疑でもあり(面倒でもあり "f(^_^;) )実行に移せなかったのですが、今回の

 「やはり、そうか!」

の衝撃に背中を押され、即実行しちゃいました。

 で、コレを履いて、1月3日と5日にスピード練習を行ってみると、期待通りでした!

  (^◇^)

 それまでに同様のトレーニングメニューをこなした後とはフクラハギのダメージが大違い!楽になりました。

  (((^◇^)))

 ヒールカップが浅くなるので若干不安感が有りましたが、走ってみたら特に問題無しでした!

 

 しかし、話題の「あの厚底」はカーボンがナンヤらとか、他にもナニかと凄いらしい。ワタクシはミーハー嫌いだけど‥

  ヾ(。・・。)ゞ

 まぁ、ワタクシが履いたところで‥ねェ。

 

 さて、長文になってしまいましたが、今回書きたかったのは、

 

 「『フォアフット走法は、フクラハギのダメージが大きい』って言うデメリットの解消法として、ドロップの大きいシューズを履けば良い」

 「それには半分にカットしたインソールを使えばイイ!」

 

って、コトでした。

 興味が有ったら試してみてください。

 ‥それから、蛇足ながらですが‥フォアフット走法が身についていなければ、「厚底シューズ」を履いても走り難いだけだと思いますヨ。

 では、さらばじゃ!”∖(^_^*) 

 

 

※参考(追記)

 「厚底」レポート!

 バランス!

 ズームフライの走り方!

※フォームはこれ!⇒100kmでも筋肉痛無し!(追記)

 

 

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